おはようございます、Danです。
虹がかかりました。
授業中ふと窓の方に目を移した時に最高のタイミングで雨が止み陽が照り次第に周りの学生たちも虹の存在に気付き、ぞろぞろと窓際へ集まっていました。
「集まって見るほど珍しいものか?」という歪んだ疑問を抱きつつもなんだかんだで感動してしまい柄にもなく写真撮影。
あまり綺麗には写りませんでしたが、こういう日常に彩りを添える何かのきっかけになってくれると思うと雨もそこまで悪くないなと。
シアトルでは空にかかる虹とはまた別に虹色に彩られた壁を見ることができます。
「ガムウォール」です。
日本のテレビで取り上げられたという話も聞いたので僕が話すまでもなく有名な観光地なのかもしれないですが、その名の通りガムでビッシリと埋め尽くされた壁がパイク・プレイス・マーケットにあります。
1993年からガムを壁に貼り付ける風習が観光客をきっかけに始まったらしく、最初は必死に剥がしていた近くの劇場のスタッフも遂に音をあげてしまい、マーケット側が1999年に正式に認めてからは名所(?)として愛されているようです。
歴史が浅いわりには独特な佇まいと貫禄を持つ場所です。
潔癖症の人を一発で病院送りにするビジュアルの破壊力もさることながら、実際に訪れた人にしかわからない人工甘味料と唾液の入り混じった強烈な香りに今まで味わったことのない感動を得ることができます。(保証はできませんが)
勧めているわりには少しネガティヴな印象を与えかねない物言いになってしまいましたが、一面ガムで飾られた壁はここでしか見ることができないですしどこか現代アート的な趣を感じさせてくれると言っても大袈裟ではないと思います。
ちなみにパイク・プレイス・マーケット自体も古本屋や雑貨屋、個性的なアンティークショップが立ち並んでいて何か買う予定が無くても目で見て楽しむことのできる素晴らしい観光スポットですよ。
先週、『ありがとう、トニ・エルドマン』という映画を観てきました。
アーティスト志向で自由奔放な父親と成果主義の堅物な娘という噛み合わない親子の交流を描いたドイツ映画です。
26日に開催される米アカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされていると聞き鑑賞前は硬派な作品イメージを抱いていたのですが、実際は面白いのか面白くないのかなんとも言い難い親父ギャグが連発される少し居心地の悪い変わったコメディ映画でした。
「くだらないな〜」とニヤニヤしながら観つつも、日本にいる家族を思い出してセンチメンタルな感情に浸らせてくれる優しい映画でもありました。
アカデミー賞をきっかけに日本でも話題になったら嬉しいなーなんて個人的には思っています。
それではまた。
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